アクセサリ・陶磁器・雑貨の手作りユニット

うたかたファクトリー

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楕円波石膏型の制作工程

主に練込・板作りに使う石膏型の制作風景の写真を撮ってみたので
作り方というか、私なりの制作工程をご紹介したいと思います。

まず、ろくろなどを用いて凹型の原型を作ります。

2014-06-28 18.31.00

 

そこに石膏を流し込んで……

2014-06-28 18.34.40

原型から取り出します。

2014-06-25 18.43.09

底に当たる部分を平らに削ったら
削るための、アタリの線を鉛筆でひきます。

2014-06-28 22.38.15

あとはひたすら、アタリに沿って削ります。

水分が多いほうが削りやすいので、
生乾きの状態でやるか、固まっている場合は
水分をよく含ませてから荒削りします。

彫刻刀などを使う方もいらっしゃるようですが
私は男らしく切り出し刀一本で削り出します。

あとは水につけながら耐水ペーパーで滑らかに。

で、できたのがこちらの石膏型。

2014-06-29 05.54.51

あとは使いやすいように足をつけたら完成です!

楕円波石膏型楕円波石膏型

石膏は水分を吸うので、粘土をかぶせたときに
粘土の水分を吸ってくれて粘土が固くなるんですね。

だから、使うまでに1週間、乾かす必要があります。

早くこの石膏型を使って作品を作りたいです。
作品ができたら、またご紹介しますね!

素焼き上がり・ヤスリがけ

素焼きからあがったお皿たちをヤスリがけしました。

先述の通り、面倒くさがりの私はこの作業が苦手で苦手で
つい溜め込んでしまいました。

それがこちら。

大量のお皿

 

どうすんのマジでこれ。ってなりました。
ヤスリがけの手間もそうなんですが、焼成費が……

ともかく、磁土練込は基本的に3回ヤスリがけします。
まずメッシュヤスリ、次に600番、最後に1200番。
ふつうの粘土よりキメが細かいんですね。あと、模様を綺麗に出すため。
さらに面倒くさいという。

3mm弱ととても薄く、素焼き後の時点では脆いので、慎重に。

スポンジヤスリを使います。
このスポンジヤスリもなかなかお高くて、減るたびにストレスです。

 

でも、見てください。近くで見ると本焼き前でもこんなにきれいなんですよ。
こちらが木目(四角い大きい皿)。トルコとらくだ色、それに失透磁土です。

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そしてこちらが薔薇(小さくて深い碗)。藤色のグラデーションです。

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うっすらとした模様、写真で伝わるでしょうか。

本焼きすると、とても丈夫になってハッキリとした模様が出てきます。
テスト的にそれぞれ1~2枚焼いてみる予定です。来月中旬予定。

うまく焼けますように。

にゃん香炉ができるまで

ショップいままでの作品でご紹介している「にゃん香炉」が
どのように作られているかご紹介します。

まず、ろくろでベースの形を作ります。2時間ちょっとかかります。

にゃん香炉メイキング

それを乾燥させて削ってまんまるにしたら、逆さにして耳・しっぽ・足などをつけていきます。

にゃん香炉メイキング

 

奥にある3つが削ったばかりのベースで、手前のふたつが形ができたもの。

にゃん香炉メイキング

この後、乾燥させて素焼きして、ヤスリがけします。
(この工程がいちばん嫌いです……めんどうで)

その後、釉薬をかけます。
試作品で色違いの写真しか撮ってませんでした。

にゃん香炉メイキング

本焼きして、できあがりです。

にゃん香炉メイキング

窯のスケジュールもあって、制作期間は1ヶ月程度でしょうか。
ありがたいことに、マットちゃんは早速、里親さんが見つかりました。
みなさんにかわいがっていただけるといいな。

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