アクセサリ・陶磁器・雑貨の手作りユニット
主に練込・板作りに使う石膏型の制作風景の写真を撮ってみたので
作り方というか、私なりの制作工程をご紹介したいと思います。
まず、ろくろなどを用いて凹型の原型を作ります。
そこに石膏を流し込んで……
原型から取り出します。
底に当たる部分を平らに削ったら
削るための、アタリの線を鉛筆でひきます。
あとはひたすら、アタリに沿って削ります。
水分が多いほうが削りやすいので、
生乾きの状態でやるか、固まっている場合は
水分をよく含ませてから荒削りします。
彫刻刀などを使う方もいらっしゃるようですが
私は男らしく切り出し刀一本で削り出します。
あとは水につけながら耐水ペーパーで滑らかに。
で、できたのがこちらの石膏型。
あとは使いやすいように足をつけたら完成です!
石膏は水分を吸うので、粘土をかぶせたときに
粘土の水分を吸ってくれて粘土が固くなるんですね。
だから、使うまでに1週間、乾かす必要があります。
早くこの石膏型を使って作品を作りたいです。
作品ができたら、またご紹介しますね!
素焼きからあがったお皿たちをヤスリがけしました。
先述の通り、面倒くさがりの私はこの作業が苦手で苦手で
つい溜め込んでしまいました。
それがこちら。
どうすんのマジでこれ。ってなりました。
ヤスリがけの手間もそうなんですが、焼成費が……
ともかく、磁土練込は基本的に3回ヤスリがけします。
まずメッシュヤスリ、次に600番、最後に1200番。
ふつうの粘土よりキメが細かいんですね。あと、模様を綺麗に出すため。
さらに面倒くさいという。
3mm弱ととても薄く、素焼き後の時点では脆いので、慎重に。
スポンジヤスリを使います。
このスポンジヤスリもなかなかお高くて、減るたびにストレスです。
でも、見てください。近くで見ると本焼き前でもこんなにきれいなんですよ。
こちらが木目(四角い大きい皿)。トルコとらくだ色、それに失透磁土です。
そしてこちらが薔薇(小さくて深い碗)。藤色のグラデーションです。
うっすらとした模様、写真で伝わるでしょうか。
本焼きすると、とても丈夫になってハッキリとした模様が出てきます。
テスト的にそれぞれ1~2枚焼いてみる予定です。来月中旬予定。
うまく焼けますように。
ショップといままでの作品でご紹介している「にゃん香炉」が
どのように作られているかご紹介します。
まず、ろくろでベースの形を作ります。2時間ちょっとかかります。
それを乾燥させて削ってまんまるにしたら、逆さにして耳・しっぽ・足などをつけていきます。
奥にある3つが削ったばかりのベースで、手前のふたつが形ができたもの。
この後、乾燥させて素焼きして、ヤスリがけします。
(この工程がいちばん嫌いです……めんどうで)
その後、釉薬をかけます。
試作品で色違いの写真しか撮ってませんでした。
本焼きして、できあがりです。
窯のスケジュールもあって、制作期間は1ヶ月程度でしょうか。
ありがたいことに、マットちゃんは早速、里親さんが見つかりました。
みなさんにかわいがっていただけるといいな。