アクセサリ・陶磁器・雑貨の手作りユニット
先週の木曜日、無事に3色2枚ずつ、計6枚すべてが無事に窯から出てきたひょうたん皿を、打ち合わせついでに先方の会社にお渡ししてきました。
社長がお忙しそうなので随分先かなと考えていたのですが、「連休明けすぐに持ってきて欲しい」とのことで、楽しみにしていただいていたのかなぁ、と嬉しく思いました。
結局自分ではきれいな写真も撮る暇もなくお渡しに行ってしまったので、その場で写真を撮ってきました。
本来、自分ではもう少しクールな印象になるよう、細い線が少しだけ入るようなイメージで制作したのですが、焼きあがってみたらポップな感じになってしまいました……。でも、お皿をご希望なさっていた社長がポップな印象のものが好きなので、お気に召していただけたかな、と思います。
元々はお皿だけのご希望だったんですが、すぐに使っていただけるよう、お気持ちとしてアロマストーンとアロマオイルをセットでお持ちしました。
以前のアロマストーン完成の記事をご覧になった方は「あれ?」と思われるかもしれません。
アロマストーン自体は3枚全てに載るよう、3セットお作りしたのですが、先方の会長が「自分のデスクに置きたい」とのことで、1枚持って行かれました(笑)。ので、受付のものには2枚にアロマストーンが乗っています。
エレベータを降りてすぐ、受付の目立つところに置いていただいて、とても嬉しい限りです。
アロマオイルは私の知っている香りの中で、オフィスに漂っていてもおかしくないようフローラルな香りや甘すぎる香りのものは避けて、
の3種類のアロマオイルを持参しました。
受付のお皿2枚にはローズマリー、会長のデスクにはユーカリ・ラディアータをお選びになって、さっそく使っていただきましたが、強すぎずほのかに香る、オフィスにはちょうどいい加減で、とてもいい雰囲気になったと思っています。
会長にはリラックスしていただき、お客様や業者の方には気分よくご来訪いただけましたら嬉しく思います。
先日、ひょうたん皿に載せるとご紹介した
アロマストーンですが、お皿より一足先に
できあがりました。
というのも、これは素焼き仕上げで、
お皿は酸化焼成仕上げなので、
この子たちだけ早く上がってきたんですね。
磁土だからこその真っ白な焼き上がりが気に入りました。
素焼きは、スポンジのように細かい穴が
たくさん開いている状態です。
「焼き締め」といって、本焼きしてしまうと
この穴がふさがります。
釉薬をかける前に素焼きするのも、
この穴に釉薬が染みこむようにするためです。
今回はアロマオイルを垂らして染み込ませ、
香るように使用するため、素焼きで仕上げました。
中でもお気に入りはこの寝っ転がってる子です。
素焼きの素朴さを活かすために
ヤスリがけ無しでできあがりにしようかと思ったのですが、
スポンジヤスリで磨くとちょうどいい感じだったので
600~1800番までヤスリをかけました。
更に布ヤスリをかければ、つるっつるにはなるのですが
素朴さが失われてしまうため、この状態でできあがりです。
磁土を丸めて素焼きにしただけの簡単な制作でした。
(とは言え、手びねりが苦手なのでうまくできませんが……)
自分で試しに使ってみましたがいい感じなので、
練り込みで余った中途半端な粘土は全部丸めちゃおうかな。
早くお皿を仕上げて並べてみたいですね。
お皿は今週末に本焼き準備をして、
来週の焼き上がり予定です。
緊張の糸がぷっつり切れて、
家に帰って倒れこむように寝ていまして
ご報告が遅くなりました。
窯出しが、終わりました。
3日間ドキドキしっぱなしでしたが、
本当にもう今日の午前中はドキドキしました。
動悸で死ぬんじゃないかと。
でも不思議ですね。
いざ窯の前に立って、蓋を開けたら
すーっと冷静になって着々と作業出来ました。
B級品も数点出てしまいましたが、
目標点数はクリアして、まずまず成功です。
圧巻。
B級品は処分してしまおうと思っていたのですが
練込模様はきれいに出ていますので
あまりひどいものは除いて、手作り市限定で
安価にてご提供することにしました。
小物いれや観賞用としてお使いいただければうれしいです。
B級品を除いた作品を、軽くご紹介しておきます。
(気力が回復したらきちんとした写真を撮ります……すみません)
まず、陶器小物エリア。
にゃん香炉、テーブルクロスウェイトをはじめとした
練り込み磁器以外の作品です。
薔薇小椀。
こちらはまだきちんと紹介していないですね、
新色のピンク角貝波皿。
そして、たくさんの木の葉の杢皿。
窯詰め・窯出しと緊張が続き、無事終わったことで
すっかり気が緩んでしまって……いるかと思いきや。
明日はいつかと最終打ち合わせだし、
明後日は雑司ヶ谷手創り市の選考発表だしで
あまり気の休まるヒマがありません。
今日は簡単なご報告のみで、早く寝ようと思います。
成功を祈ってくださった方、ありがとうございました。
また、ここまで導いてくださった先生に
この場を借りて改めまして謝辞を。
本当にありがとうございました。