アクセサリ・陶磁器・雑貨の手作りユニット
先日紹介した鋳込みという手法ですが、
制作工程の動画を撮ってみたので
編集してYoutubeにアップしてみました。
まあこれが退屈な動画で、評判の悪いこと悪いこと(笑
前にオーブン樹脂粘土の動画も2本くらいあげてますが、
比べると再生数の伸びがまったくないと言っても過言ではない。
3本構成予定なんですが心折れそうです。
ニッチなので再生数少なくても必要としてくれてる人はいると思うんだけど。
ちょっとしたら全肯定を10分くらいにまとめた
ダイジェスト版を作ろうと思うので、まだ見なくていいですよ。
ずいぶん前に「新シリーズをやるかもしれません」とかって
鋳込み石膏型の記事をアップしたの覚えてる方いらっしゃるでしょうか。
えーっと、なかったことに。
まず「鋳込みってなに?」ってことを説明してなかったことに気づいたので
という体のいい言い訳。
先日ご紹介したカラフルフリーカップはこの「鋳込み」という方法で作っています。
鋳込みと言うと金属のをイメージする方が多いでしょうし
そのほうが有名ですが、陶芸にも同じ名前の手法があります。
今回はこの作品のメイキングをご紹介
……したかったのですが、写真が足りないので
同じシリーズの新作、「ロックボウル」でご紹介します。
(下の写真はまだ焼き上がってないので生土の荒い状態です)
まず、鋳込みというのはざっくり説明すると
「器がすっぽり入る形の石膏型にどろどろの粘土(泥漿)を流し込んで
できた膜を器として整形する」方法です。さっぱり伝わらないですね。
まず、こういう石膏型があります。
これは上から見た図でわかりづらいですが、泥漿の入口になります。
ここから泥漿を流し込んで、
最初は表面張力的な感じに盛り上がってるんですが、
しばらくするとこう泥漿の量が減って膜ができてるのがわかると思います。
これは、「石膏型が水を吸う」という特性を活かしたものです。
どろどろの粘土から石膏型によって外側の粘土だけ水が抜けて
全体の容量は減って石膏型に沿って膜ができるんですね。
このくらい膜ができたら、中の泥漿を流し出します。
それで膜だけ残って、器の形になるわけです。
膜がある程度乾いて器の形を保てる程度の硬さになったら
型を外していきます。
これが底と半分だけ石膏型をはずした状態です。
胃袋みたいのができてますね。
これが膜なので、中が空洞です。
完全に型を外すとこんな感じ。
入り口の余計な部分を取ると、最初の写真のようになります。
ざっくりですが、これが鋳込みの手法です。
この型の作り方、ネットで検索してもどこにも載っていなくて
先生が慣れているからどうにかなったものの、苦労しました。
ので、今度余力があるときに型の作り方を説明できればなあって。
主に自分用の制作メモなんですけどね。
特に陶芸の制作記事書いてると割とよく思うんです。
「”作る側”の人に向けて書いてどうするんだろう……」と。
いるんですかね、見てくださってる方。
知ったこっちゃねえです。書きたいから書きますよ。
今日は陶芸に使える便利グッズのお話。
タイトルはひもづくりと書きましたが、
手法としてのひもづくりは私はほとんどやりません。苦手で嫌いなので。
けど、板作りでも手びねりでも粘土を接着するときとか
どうしても細い粘土紐をキレイに作る必要がある時があります。
土をいじらない方でも紙粘土とかで想像していただくとわかると思いますが
水分調整がすごく難しいんですよね。
乾き気味だと折れてしまうし、かといって濡れていると転がせない。
木の机を雑巾で十分に濡らして、と教わるのですが
どうしても太さが均一にならなくてなくて苦手でした。
そこでコイツです。
伝わるかな……。
幼少期スイミングスクールに通っていた私にとっては
ものすごく懐かしいアレなんですが、要するにプールで使うような
「乾いてるとカッチカチだけど濡らすとしっとりするタオル」。アレです。
この上で転がすと驚くほどスムーズにキレイな紐が作れるんです!
これが、びしょびしょにならずに水分を保持してくれる。
しかもループタオル地や手ぬぐいのように布目がつかない。
えっと、なにが言いたいかというと、文章を簡潔に書けるようになりたいです。