アクセサリ・陶磁器・雑貨の手作りユニット

うたかたファクトリー

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ヘナタトゥーの定着で気をつけていること

先日の手づくり市でヘナタトゥーを
施術させていただいた方、おふたりから
定着後の写真をいただきました。

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おふたりとも手の甲でしたが、
やはり個人差はあるようですね。

いずれにせよ、きれいに発色したようで一安心です。

 

うちおひとりは自分でもやってみたい方で、
「自分でやってもこんなに綺麗に発色しませんでした!」
とのことで、施術中、帰ってきてからも色々ご相談を受けて
アドバイスさせていただきました。

というわけで今回は、施術中~施術後における
発色のためのTIPSを書きたいと思います。

極力乾かさない

なんといっても定着に必要なことは、
「なるべく乾かさない」。これに尽きます。
なるべく湿った状態を長く保ちます。

まず、手早くささっと描くことですね。
そうすると染まりムラがありません。

そして、無理に乾かさないこと。
実は人に施術していただいた際、
発色が悪くてがっかりした思い出があります。
その方はドライヤーで乾かしていました。
回転率あげるためには仕方がないのかもしれませんね。

自然乾燥と定着液

書き終わったあとも自然乾燥し、表面が乾いたところで
お砂糖を溶かしたレモン汁をコットンではたきます。
これを何度かやると、とても発色が良くなります。

その後、急乾燥とペーストのズレを防ぐため、
粘着ガーゼでふたをします。

放置時間

施術した日のお風呂は我慢していただいて、
寝てる間中に定着させて
翌日にペーストをはがすと、きれいに発色しているはず。

 

とはいえ、きれいな発色・定着のためには
ペーストがいい状態にできるかどうかが一番の肝です。

ペーストの作り方にもコツがあるので、
今後のアップデートでご紹介しますね。
(写真がないため・笑)

ヘナタトゥーペーストの作り方

陶芸の話ばかりになってしまっているので、たまには他のテーマを。
やっとのことでずが、ヘナペーストの作り方の写真を撮りました。
定着のコツについて書いた時に「書きます!」と言っていたものです。

用意するもの

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机がものすごく汚いのは気にしないでください……。

  • ヘナパウダー
    • 私はSUNDARさんを愛用しています
      ロット管理や品質がしっかりしています。
  • レモン汁
  • 濃い目に溶いたコーヒー
    • インスタントコーヒーを飲めないくらい濃い目に。
      お砂糖もたっぷり入れます。
  • オイル
    • ココナッツオイルを使用しています。
      オリーブオイルでも代用できるかもしれません(未経験)
  • アロマオイル
    • お好みに応じて。なくてもかまいません。
    • 私はティーツリーかシダーウッドを使うことが多いです。
  • ボウル(大・小)
  • 茶こし
  • ゴムベラ
  • ストッキング
    • つま先から15~20センチ程度
  • ジッパー付きのビニール袋
  • 輪ゴム
  • PPラッピングペーパー
  • セロテープ

粉をふるう

大きな茎や葉を取り除くため、粉を2回ふるいます。1度目は小さなボウルに茶こしで。

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いつも目分量ですが、だいたい大さじ3杯くらいで2コーン作れます。

次に、(写真を撮り忘れたのですが)大きなボウルにストッキングをかぶせて輪ゴムで固定し、その上にさっきのパウダーを乗せてまた濾していきます。

液体材料を加える

コーヒーとレモン汁、オイルを少しずつ加えます。

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この際、私はコーヒー:レモン汁:オイルを2:3:1くらいにしています。それぞれの効果は

  • コーヒー : ペーストの色を濃くする
  • レモン汁 : 定着を良くする
  • オイル : 描き易さ

なので、私の場合は描き易さを犠牲にして定着を重視したレシピになっています。最初はオイルを多めにすると描きやすいかもしれません。何度か試して、お好みのレシピを作ってみてください。

適度な硬さにまで混ぜる

様子を見ながら混ぜてみて、少しずつ液体材料を加えていきます。

硬いほうが細かい模様を描きやすい反面、肌に密着しづらくなります。
また、柔らかいと肌に密着しやすく描きやすいのですが、細かな線は描けません。

私は慣れてきてからは持ち上げたペーストが12秒くらいかけてぼったりと落ちる程度にしていますが、慣れないうちは5~10秒くらいの硬さが描きやすいと思います。

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滑らかで艶がでるまでこねる

混ぜれば混ぜるほど、艶が出て滑らかになっていきます。
私の場合、10~15分ほど混ぜることが多いです。

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長くなったので、一度記事を分けますね。
次はコーンを作って詰めていく作業です。

ヘナペーストの作り方:コーン編

前回の記事でペーストがいい感じになっていると思います。

もう一度漉す準備

私はコーンが詰まったりしないよう、ここでもう一度漉すことにしています。
また、この方法ですと、あとでコーンに詰めやすくなります。

まず、適度な大きさのカップにジッパー付きの袋をかぶせ、その上からストッキングをかぶせます。

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ペーストを漉す

先ほど用意したカップの中に、ペーストを入れていきます。
この段階でアロマオイルも足しておくといいでしょう。

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ペーストを全部詰めたらジッパー袋ごとカップから外し、袋を押さえてストッキングを抜いて漉します。
ストッキングの目が細かいので漉しづらいと思いますので、私は袋の上から押さえてグリグリと揉むようにしてからストッキングを引っ張っています。

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コーンの作り方

あまりわかりやすい写真がとれなかったのですが……
描くための道具、コーンを作っていきます。
材料は、お花を包む透明のPPラッピングペーパーを使っています。

まず、15cm × 15cmに切ります。また、この時点でコーンひとつにセロテープを3片用意しておくといいです。

その端の真ん中程度を利き腕じゃない方の手でおさえ、
利き腕の手でくるくると円錐状に巻いていき、先端をセロテープで止めます。

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さらに途中にある余分なフィルムをセロテープで留めておきます。

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この時、先までしっかり巻いて穴があかないようにしておきます。

ペーストをコーンに詰める

ジッパー袋の角を1cmくらい切り取り、そこからペーストをコーンに絞り出していきます。
ペーストをコーンに詰めるのが難しいと仰る方が多いのですが、この方法だと簡単に綺麗に詰められます。

詰める量は、コーンの7分目くらいにしておくとこの後の作業がやりやすいです。(私は今回詰めすぎてしまいました……)

コーンをたたんで留める

まず、コーンの先端と逆の部分を、両側から三角に折り、先端から巻きます。
(画像ではかなりペーストが多い状態ですが、この量だと手や机が汚れますので、透明部分が残っているのが正解です)

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そのままペーストのある部分までくるくると巻いて、セロテープで留めて完成です。

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今回は2コーン作れました。このまま6時間~24時間放置します。
空気に触れないよう、また、乾かないよう濡れガーゼをかぶせて放置する方法もあるようですが、面倒ですし定着などの問題ないので、わたしはこのまま放置してしまっています・笑。

使うときには先端を0.5~1ミリ少しずつ切って、描きやすい細さになるようにします。

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長い記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。
描く時の注意点は、以前の定着させるコツを御覧ください。

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