アクセサリ・陶磁器・雑貨の手作りユニット

うたかたファクトリー

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磁土素焼きのアロマストーン

先日、ひょうたん皿に載せるとご紹介した
アロマストーンですが、お皿より一足先に
できあがりました。

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というのも、これは素焼き仕上げで、
お皿は酸化焼成仕上げなので、
この子たちだけ早く上がってきたんですね。

磁土だからこその真っ白な焼き上がりが気に入りました。

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素焼きは、スポンジのように細かい穴が
たくさん開いている状態です。
「焼き締め」といって、本焼きしてしまうと
この穴がふさがります。

釉薬をかける前に素焼きするのも、
この穴に釉薬が染みこむようにするためです。

今回はアロマオイルを垂らして染み込ませ、
香るように使用するため、素焼きで仕上げました。

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中でもお気に入りはこの寝っ転がってる子です。

 

素焼きの素朴さを活かすために
ヤスリがけ無しでできあがりにしようかと思ったのですが、
スポンジヤスリで磨くとちょうどいい感じだったので
600~1800番までヤスリをかけました。

更に布ヤスリをかければ、つるっつるにはなるのですが
素朴さが失われてしまうため、この状態でできあがりです。

磁土を丸めて素焼きにしただけの簡単な制作でした。
(とは言え、手びねりが苦手なのでうまくできませんが……)
自分で試しに使ってみましたがいい感じなので、
練り込みで余った中途半端な粘土は全部丸めちゃおうかな。

 

早くお皿を仕上げて並べてみたいですね。
お皿は今週末に本焼き準備をして、
来週の焼き上がり予定です。

ひょうたん皿の本焼き準備

さて、ここまで幾ばくかの犠牲を乗り越えて、
3色2枚ずつ、計6枚はきれいに形のとれた、
ひょうたん皿の最後の作業。
この次は作品紹介でご紹介できるはずです。(できるといいな)

ヤスリがけと施釉をして、本焼き準備です。

IMG_2918

 

施釉にかなり悩みました。

この形と模様であれば、本来なら透明釉がけが美しいと思います。
しかし、今までの経験上、7割方ヒビがいってしまう可能性がありまして。
磁土の腰の弱さ、この薄さが釉薬の重みに負けてしまうんですね。
しかも今回は貼り込みで作ったため、土をあまり締めれていません。

すると消去法で、無釉薬か透明釉ふきがけとなるわけです。

2枚ずつあるので、1枚は透明釉、1枚は無釉とすることも考えはしました。
ただ、無釉であろうと、潜在的な気泡やヒビによって
本焼きで割れる可能性というのは結構あるのです。

つまり、成功が「透明・無釉・無釉」とかですと、揃いになりません。

攻めるか、守るか。

普段の私なら確実に攻めていたと思います。そういう性格です。
しかし今回は頼まれモノ。失敗するわけには行きません。
もう一度作りなおすには、先方が楽しみにしすぎています・笑

結局、全てを濃い目の透明釉ふきがけとしました。
無釉薬よりは表情があって面白いし、透明釉がけよりはローリスク。

 

1枚ずつでもいい、無事に出てきて欲しいな。
明日、本焼き窯入れです。ドキドキ。

練り込みらしい練り込み

ブログのカレンダーに、とうとう埋めようのない穴をあけてしまったことを
ちょっとは悔いているナギサです。いつか同様、体調を崩しております。

無理にやることでもないですしね、強迫観念に囚われるよりも、
のんびり書いていこうかなという気持ちになりました。

前々から相談はしていたのですが、いつかも書いていた通り
手芸に関係ない日記系もたまにはOKとしようじゃないかという方針に。
まったく更新されない→活動停止 よりはマシですし、
読みたいものだけ読めるカテゴリやタグがあるのもブログのいいところですしね。

 

前置きが長くなりました。

タイトル通り、久しぶりに練り込みらしい練り込みをしてきました。
ずっと、木目だの杢目だの、あまり凝ったことをしていないものを
練り込み練り込み言っていて、本格的にやっている方には申し訳ない……。
本当はもっとすごいものなんですよ、練り込みって!
(ちなみにひょうたん皿は無事に焼けたのに写真を撮る間もなく次の制作です;)

今回は、顔料を使わずに2色の粘土だけで模様を作りました。
これはグラデーションを作っているところ。
もともとやってる樹脂粘土などでも使われる方法なので、割と慣れっこです。

IMG_2925  IMG_2926IMG_2927

いつもにまして写真を撮り忘れたので突然飛びますが、こんな感じになりました。

IMG_2951-001

たとえ写真を撮っていたとしても、意匠は室伏英治先生ご考案のものそのままですので
そもそも工程をお見せすることはできないのですが……。
こちらの本に載っているデザインです。

なにかというとこちら、土鍋を目指しております。
なので、土鍋用の土の赤と白を使っています。

今は赤と白で華やかですが、残念ながら普通に焼いてしまうと
普通に茶色になってしまうんですよね……。

ので、今回は「酸化還元焼成」という方法で焼いてみます。
話によると赤土が黒っぽく焼けるそうです。(土鍋作ること自体が初めてです)
白と黒の模様なんて絶対かっこいいじゃないですか!水墨画みたい!

になるといいですね、程度の話です。

結局今日はこの後の写真も撮り忘れて帰ってきたのですが、
取っ手をつけて蒸気孔もあけて、割とそれらしい感じになりました!
本体は後日、余った粘土を混ぜてろくろで挽く予定です。

そもそも練り込みの土鍋って見たことないし、
割れるんじゃないかなぁと今から不安でいっぱいですが、楽しみです。

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