アクセサリ・陶磁器・雑貨の手作りユニット
以前ヤスリがけの様子をお伝えした
薔薇の小椀ですが、
また若干失敗したものが
テストとして焼きあがったのでご紹介。
透明釉で仕上げています。
藤色から白のグラデーションなんですが
今までで一番ステキな色が出せたと自負しています。
紫の顔料は教室にないので、
海碧とピンクを1:3程度で混色しています。
磁土は白いので本当に少しだけ
顔料を混ぜても濃い色がつきがちなので
この淡い・繊細な色使いを出したくて
一生懸命調整しました。
形も、自作の石膏型のおかげで
面白い表情が出ました。
こちらも透光性のある磁土を使っていますので
光に透けます。(白色灯なので赤く写っています)
普段の木目調と違い、
失透磁土をいれていないのですが
繊細なグラデーションが楽しめます。
これもたくさん作りましたが、
窯いっぱいに作品が溜まってから
一気に焼きます。そしたらまたご紹介しますね。
大変お待たせいたしました!
誰か待ってくれているといいのですが、
「練込磁器ができるまで」シリーズで
延々制作工程をご紹介していた
木目皿が焼き上がりました。
例によって成形時点で難ありのものを
試し焼きしましたので、ちょっと歪んでいますが、
手前が透明釉、奥が無釉薬です。
窯から出てくるまでは、
熱を加えたら形を保てないかもしれないと思っていましたので、
きちんと形になって焼けたものをご紹介できて本当に安心しました。
ドライヤー大作戦もきちんと確立しました。
しかし、イメージより目が荒すぎたのが今回の反省点。
ポップになってしまいました。
以前ご紹介した青い角貝波皿くらいが好みです。
これはこれでかわいいのかもしれませんが、
自分はカッコいいものが好きなので……。
重ねる回数数えとけって話ですよね。
個人的には色も少し濃すぎたような気がしますので、
もう一枚テストでわら白釉薬をかけて
焼いてみようかな、と思っています。
ひとまず完結、です。
酸化焼成の窯が稼働しまして、
前回の記事でご紹介しているものも含め、
試し焼きがいくつかあがってきました。
その中でも特に気に入っているのが、
木の葉型の小皿。
先日、新しい試みとしてご紹介したものです。
思った通りとても面白い模様が出ました。
私はもちろん、先生も興奮してらっしゃいました。
今まで作ってきた、繊維に沿って木を切ったような
いわゆる「柾目」と呼ばれる木目でなく、
きれいな「杢」を再現することができました。
しかも裏側には、小節のような模様も。
ほかの練り込みのように、どこを切っても
同じ模様ではなく、一枚一枚違う模様が
出るのも今回の方法の楽しいところです。
やっと、目指していたものに
一歩近づけたかなと思っています。
らくだ色とライトグリーン、失透磁土を層にしたのですが
グリーンが薄すぎて写真では
飛んでしまっていますね……。
美しい色の組み合わせが次の課題です。